ADHD

ADHDの人の見た目の特徴とは?臨床心理士が忖度なしに解説します!

ADHD見た目

この記事では、ADHDの人の見た目の特徴について解説します

ADHDの人が見た目でわかるのか?答えはノー。見た目では分かりません

答えは先にお伝えしましたが、ADHDの人の行動から特徴を知ることは出来ます。

ADHDの方の特性を行動レベルで7つ紹介します。

記事の後半では、行動だけでは判断できない大切なポイントも解説。

気になる人はどうかな?

自分は当てはまりそうかな?

特徴を当てはめながら是非考えてください!

 

この記事を書いている人

臨床心理士。現在メンタルクリニック及びカウンセリングルーム室長として勤務。スクールカウンセラーや児童福祉施設にてサポート経験あり。年間1200件以上のカウンセリングでは、発達障害者の支援には定評あり。

 

ADHDの人は見た目で判断できる特徴はありません

結論からお伝えします。

ADHDの人は容姿で判断することは出来ません。

ADHDは脳の障害であり、容姿への影響はありません

巷では、「普通の人よりも見た目が若い」など言われているようですが、根拠はありません。

 

「あ、あの人見た目若い。ADHDだ。」とならないですよね。

 

ADHDの特徴は、その方の行動に現れます。

 

ADHDの人の特徴とは?7つのポイントをチェックしてみよう

ADHDの特徴①:忘れ物の常習犯

ADHDの特徴②:片付けが出来ずゴミの山

ADHDの特徴③:期日を守れなくて怒られる

ADHDの特徴④:落ち着かなく動き回る

ADHDの特徴⑤:目先の利益に振り回される

ADHDの特徴⑥:気に障ることがあると乱暴になる

ADHDの特徴⑦:集中力が続かない

 

ADHDの人は、分かりやすい行動の障害が起きます。ひとつずつ紹介しますね。

ADHDの特徴①:忘れ物の常習犯

ADHDの人は、忘れ物が多いのが特徴です。

人との約束を忘れてしまったり、大事な書類を持ってくるのを忘れてしまいます

ADHDの特性として【不注意傾向】が影響しています。

忘れていることさえ忘れてしまう。

 

気を付けていてもなかなか改善できない方は、ADHDの傾向がありそうです。

 

ADHDの特徴②:片付けが出来ずゴミの山

ADHDの人は、片づけるのが苦手な人が多いです

使ったものをそのまま床に置きっぱなしにしてしまうので、家の中がものだらけ。

次に使おうとしても、どこにいったか分かりません。

注意が散漫になってしまい、全て中途半端になりやすいのです。

子どもの頃は親のサポートで気づかない人もいます。

一人暮らしを始めてから気付く方もいますね。

 

ADHDの特徴③:期日を守れなくて怒られる

書類の提出期日を守れずに、上司から怒られるってことは日常茶飯事。

本人は分かっているのに間に合いません。

ADHDの人は、物事を先延ばしにする傾向があります。

間に合うという感覚(時間感覚)を正確に持てないことも影響しています。

コツコツと進めていくのが苦手なタイプが多いですね。

 

ADHDの特徴④:落ち着かなく動き回る

常にせかせかと動き回るADHDの人がいます。

じっとしているのが苦手。

静かにしなければいけない場所でも、ついおしゃべりが止まらなくなったり。

 

ADHDの特性として、【多動】があります

 

大人になると、目に見える動きは減ってきます。

しかし、頭の中であれこれ考えていて、唐突に話始めたりします。

 

ADHDの特徴⑤:目先の利益に振り回される

目の前にご褒美があると、飛びついてしまいます。

先々の大きな報酬を待つことが出来ません。

アメリカの共同研究の結果によると、脳内にある報酬系の経路である「綿条体」を調べたところ、ADHDの人は報酬が得られる時に活性化されることが分かりました。健常者は、報酬を待っている間に活性化されるようです。

 

その為、目の前にある報酬に飛びついてしまいがちになります。

 

ADHDの特徴⑥:気に障ることがあると乱暴になる

感情のコントロールに難しさを感じやすいADHDの人がいます。

自分の思い通りにならない時、不愉快な感情を抱えられません。

その結果、相手に暴言を吐いたり、喧嘩になることも。イライラに対しての免疫が低い傾向があります

その為、感情の起伏が激しく、本人も感情に振り回されて疲れてしまいます。

 

ADHDの特徴⑦:集中力が続かない

ひとつのことに集中するのが難しい場合があります。

興味関心の有無によって、集中の程度が大きく影響されます

失敗したり、思い通りにならないと、すぐに諦めてしまいます。

逆に、自分が興味があるものには、集中力が爆上がり(過集中)。

まわりの情報は一切入らないぐらいになります。

集中力のコントロールが難しいのも、ADHDの人の特徴です。

 

それってADHDではないですよ。注意したい3つのポイントを紹介します!

 

間違えやすい注意点①:養育環境による影響

間違えやすい注意点②:別の発達障害の可能性

間違えやすい注意点③:別の精神的な病気の可能性

 

これまで、行動レベルでADHDの人の特徴を紹介しました。

しかし、同じような行動でも別の要因が考えられます。

 

注意点を3つ紹介します。

 

間違えやすい注意点①:養育環境による影響

ADHDのような行動は、育った環境によって作られる場合があります

先日こんなツイートをしました。

 

 

衝動性が高く、多動傾向のお子さん。

一見ADHDのようにも見えますが、気持ちが落ち着いていないことが影響しています。

家庭内でお父さんがお酒を飲んで暴れる。

いつ爆発するか分からない毎日。

いつも周りに気を払い、父親の地雷を踏まないように育った子。

そのような子は、周囲の物音に敏感になります。

ネガティブな感情を暴力で発散する方法を取りやすくなります

 

つまり、家庭内の養育環境が、ADHDのような行動へと結び付いてしまった残念な例です。

 

間違えやすい注意点②:別の発達障害の可能性

ADHDではなく、別の発達障害(自閉スペクトラム症:ASD)の可能性があります。

例を挙げます。

学校の授業中、先生からの質問に対して、どんどん答えてしまう生徒がいます。

手を挙げて答えるのがルールなのに守れません。

一見、ADHDの子に見られるような衝動性の高さが課題のようです。

しかし、その子は、手を挙げるルールが理解できていなかったり、周囲の反応に無関心だったようです。

 

つまり、ASDの子に見られるような社会的なルールを理解することが難しかったのが原因でした。

 

ADHDの人の中には、ASDを併存している方もいらっしゃいます

きれいに線引き出来ない方もいらっしゃいます。

他の場面なども観察し、判断する必要があります。

 

間違えやすい注意点③:別の精神的な病気の可能性

ADHDの人ではなく、精神的な病気が影響している可能性があります

例えば、双極性障害(躁状態とうつ状態の両方がある病気)の方です。

躁状態のとき、動き回ったり(多動)、イライラした感情を抑えられない(衝動性)状態になります。

気分の振れ幅が大きいので、本人はもちろん、周りが振り回されることになります。

その他にも、不眠症(寝られなくてイライラ)、不安症(不安から落ち着かなくて動き回る)などの病気もあります。

 

ADHDと最初から決めず、他の精神疾患の可能性も考えてみるのは大切です。

 

ADHDの人の見た目の特徴についてまとめ

ADHD注意点

ADHDの人は、見た目では分かりません。行動から考えましょう。

 

ADHDの特徴①:忘れ物の常習犯

ADHDの特徴②:片付けが出来ずゴミの山

ADHDの特徴③:期日を守れなくて怒られる

ADHDの特徴④:落ち着かなく動き回る

ADHDの特徴⑤:目先の利益に振り回される

ADHDの特徴⑥:気に障ることがあると乱暴になる

ADHDの特徴⑦:集中力が続かない

 

ただし、別の可能性も考えることも大切です。

間違えやすい注意点①:養育環境による影響

間違えやすい注意点②:別の発達障害の可能性

間違えやすい注意点③:別の精神的な病気の可能性

 

自分や周りの人はどっちなんだろう?

気になるようでしたら、メンタルクリニックや発達障害の専門外来を受診してみるのもひとつですね。

 

-ADHD

© 2022 三杉達也メンタル研究所 Powered by AFFINGER5