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ADHDの子への効果的な指示の出し方はCCQが鉄板【今日から使える】

効果的な指示の出し方

 

何べん言っても伝わらない。

お子さんに何度も声をかけても伝わらなくて、うんざりすることってありませんか?

私はあります。

っていうか毎日のように(涙)

 

私の息子はADHDの診断を受けています。

本人の特性として、耳からの情報が入りづらいのです。

入っても、頭の中に残りづらいようです。

 

そう。頭では分かってるんです。

けれど、言う方も疲れてしまいますよね。

 

今回は、発達障害の子への効果的な指示の方法として、CCQを紹介します

ペアレントトレーニングでも使われている手法です。

 

最初にCCQの紹介。その後、具体的な実践例や気を付けたいヒントも紹介。

 

これを覚えれば、お子さんへの指示が入りやすくなります。

親御さんの大事な声を枯らすことも減らします…。

もちろんストレス(親子ともに)軽減にもつながります。

 

記事を読むのは大変って人は、音声でも同じ内容を配信しています。聞きながら作業も出来ますので、おススメです。

 

この記事を書いてる人

精神科クリニック勤務の臨床心理士。児童相談所の相談員、スクールカウンセラーなどを経験。現在小学校2年生のADHDの息子を含む2人の子どもと日々格闘中(1勝99敗)。

 

発達障害に効果的なCCQって何?

CCQってなに

指示を出す方法として、CCQというテクニックがあります。

C(Calm)=穏やかに

C(Close)=子どもに近づいて

Q(Quiet)=静かな声で

 

頭文字を取って、CCQですね。

「穏やかな姿勢で、子どもに近づき、静かな声で伝える。」

 

まずは、穏やかな姿勢を心がけます。お子さんが言うことを聞かないと、イライラしてきます。

すると、身体もかっかしてきますし、行動も乱暴になりやすくなります。

深呼吸などして、こころを穏やかにするよう意識します。

 

子どもに近づいていきましょう。

遠くから語り掛けても、相手には届きません。

聞こえていないのかもしれません。

しっかりと近づき、相手の目線と同じ位置にまで移動します。

 

静かな声で、お子さんの名前を呼びましょう。

お子さんはゲームに夢中だったり、視線が向かない場合もあります。そのような時には、しずかな口調でくり返し名前を呼んで、目を合わせるようにします。

 

お子さんを叱る時、どうしても感情的になってしまいがち。

声のトーンが高く、まくし立てるような話し方になります。

なるべく声は静かに穏やかな口調でお話をしましょう。

その為にも、お子さんに近づき、目線を合わせて伝える意識が大切です。

ポイント

お子さんがもし泣いたり叫んだりと興奮しているようであれば、少し落ち着くまで待ちましょう。感情的になっている時には頭に入りません。少しクールダウンをさせてからお話をすると、良いでしょう。

 

発達障害の子にCCQを使ってみる【みすぎ家の体験】

CCQみすぎ家

ADHDの息子は、朝の支度に時間がかかります。

平日の朝、準備をして出発しないといえkないのに、けん玉を始めたり、漫画を読んだり。これまでは、優しく言い続けて、ダメなら実力行使(遊んでいるものを取り上げる)。取り上げられた息子は不機嫌になり、更に行動が遅くなってました。

 

CCQを意識して、同じような場面で違うアプローチをしてみました。

 

けん玉に夢中の息子。

今まではキッチンから呼びかけていました。

イライラした口調で。

 

少し気持ちを落ち着かせ(深呼吸)、「CCQ。CCQ」と独り言。ゆっくりと近づき、息子を呼びました。

すぐにこちらを向かず、けん玉を続ける息子。何度か名前を呼ぶと、こちらを振りむき、「なに?」と。少し戦闘モード。

ここで怒ってはいかん。

静かに伝える。

「歯を磨こう。」すると、「うん、分かった。」と素直な返事。

 

拍子抜けしました。

 

けれど、それも一瞬だけ。

分かっただけで歯を磨きに行きません。

けん玉を続けます。

もう一度「聞いているか?歯を磨きます。」。

今度は無視。

 

「やばいやばい、ボルテージがあがりそうだ。CCQだ。CCQなんだ。」(こころの声)。

 

このまま一緒にいると、自分が冷静でいられない。そう判断して、一度離れます。

 

離れた後も、動かない息子。

ボルテージは上がったままの私。

ただ、大人になった私は、表面上は理解あるパパ。再度息子のところに向かいます。今度は、彼の正面に立って「今は歯を磨きます。」すると、息子は、「わかったよ。」と少し不満そうでしたが、洗面所へ。(この後、15秒ぐらいで歯を磨き終わった彼に、「もっとしっかり歯を…」と言いたい気持ちを抑えます。

 

「歯を磨けて偉かったな。」と。

 

最後に心の中で言います。

 

息子も頑張った。けど、俺も頑張ったよな。

 

CCQを使う時の3つのポイント

CCQ3つのポイント

CCQを使う時に大切な3つのポイントを紹介します。

指示は一つだけ

指示は必ず一つにしましょう。

何個も指示を出すと、途中の指示は忘れてしまいます。

お子さんの覚えられる力(習慣化しているか)によっても変わります。

ただ、最初は1つに限定しましょう。お子さんは覚えやすいし、出来たときに褒められる回数が増えます。

 

くり返し同じ言葉を伝える(ブロークンレコード法)

お子さんにかける言葉は、統一しましょう。

賢くなってくると、あれこれ理由をつけてやらない方向に持っていきます(話題をすり替えたりします)。お子さんが、何か言っても気にしません。同じ言葉を繰り返します。先ほどの例で言えば、「歯を磨きます。」同じ言葉を繰り返すと、お子さんも諦めるでしょう。

 

行動したらすかさず褒めましょう

行動に移したら、すぐさま褒めましょう。

「ちゃんと歯を磨けたね。えらかったよ。」と。

今回の例のように、15秒で終わらせたこと(早すぎだろ)・すぐに動かなかったこと(何度目だよ)は、この時伝えません。まずは、歯を磨くことが完了したことをポジティブに捉えましょう。

 

CCQは、発達障害の子に効果的な指示【まとめ】

焚火 健康5つのポイント

この記事では、発達障害の子に効果的な指示として、CCQを紹介しました。

「穏やかな姿勢で、子どもに近づき、静かな声で伝える。」は、定型発達のお子さんにも効果はあります。

私自身の体験からも、親側の感情をコントロールするのが難しい時もあるでしょう。

ただ、関わり方を変えるだけで、ぶつかりやすい場面を回避することが出来ます。

是非一度試してみてください。

 

ご質問などありましたら、コメント欄まで。

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