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DESC法でコミュニケーション爆上げ【職場で使える実践例10個紹介】

DESC法

悩んでる人
職場で上手にコミュニケーションが取れません。黙ってしまったり、逆に怒ってしまったり。伝え方の方法に、DESC法が良いと聞きました。それってカンタンにできますか?職場で使えるやり方など教えてください。

 

コミュニケーションの悩みって尽きないですよね。

 

✔不満感でも、伝えるのを止めてしまう。

✔イライラした時、つい強い言い方をしてしまう。

✔怒って無いのに、怒っているように思われる。

✔相手に言えないから、自分で抱える。

 

挙げれば切りがないですね。

 

この記事では、効果的なコミュニケーション方法の一つであるDESC法について紹介します

前半は、DESC法についてカンタンに説明します。

後半は、職場で使える10個の例とチェックポイントを紹介します。

 

さくっと実践例や、うまくやる方法から知りたいって方は、目次から後半に飛んじゃってください。

 

この記事を読めば、職場でのコミュニケーションが円滑になり、仕事も気持ちも充実した時間となるでしょう。

 

5分ほどお時間をください。

 

この記事を書いている人

メンタルクリニックで10年以上臨床心理士・公認心理士として勤務。年間1200件以上のカウンセリングを通して多くの患者さんの治療に携わる機会があります。

 

DESC法とは、相手を納得させる説明に使えるよ

わたしメッセージ場面別

DESC法とは、効果的なコミュニケーション方法の1つである「アサーション」の考えを、体系化した方法です。

自分の要望を相手に伝える際に、4つの段階を使って説明します。

 

Describe(描写する)

Express、Explain(表現する、説明する)

Suggest、Specify(提案する、具体的に挙げる)

Choose、Consequence(選択する、結論)

 

英語が出てきた…難しそう。

 

そんなことはありません。

一つひとつ順に説明しますね。

 

DESC法 ステップ①:Describe(描写する)

最初に、事実関係を説明します。

どんな問題が起きているのか。

相手の行動などを客観的な事実として伝えます。

 

✔15分遅刻したよ

✔今日が締め切りの原稿がまだ入稿されてないよ

✔話し合いの時間が取れていないね

 

伝え方のポイントは、数字などを使いながら客観的な事実を伝えること

最初から感情的にならないようにしましょう(イライラしててもね)。

 

長々と説明する必要はありません。

問題を明らかにすることが大切です。

 

DESC法 ステップ②:Express、Explain(表現する、説明する)

自分の気持ちを伝えます。

自分の感じていることを素直な言葉で説明します。また、相手への共感を伝えることもあります。

 

✔事故でもあったのかと心配したよ

✔忙しそうなあなたを見ていて、少し気になっていたんだよ

✔時間を取れなくて、気持ちが焦っているよ

 

気持ちを伝える場面では、感情的になりやすい場面です。

感情に任せて強い言い方になると、攻撃的な口調になりがちです

落ち着いたトーンで説明しましょう。

伝える時に、「あなたは…」ではなく、「わたしは…」を意識しましょう。

 

「わたしは」を主語にした、わたしメッセージの方法は、この記事を参照してください。

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DESC法 ステップ③:Suggest、Specify(提案する、具体的に挙げる)

問題に対する解決策を提案します。

場合によっては妥協案かもしれませんね。

 

✔遅刻する時には、時間前にどれぐらい遅れるかLINEで教えて欲しいな

✔期日に間に合わなそうなら、出来ている所だけでも見せてくれないか

✔お互いのスケジュールの確認を、いまやれないか

 

意識するのは、「提案」です。

 

命令や指示のような強制的なものではありません

 

相手を責めるような口調にならず、「こう考えてるけど、どうかな?」といったニュアンスで伝えましょう。

 

DESC法 ステップ④:Choose、Consequence(選択する、結論)

自分の出した提案について、相手が受け入れた場合と、受け入れがたい場合があります。

相手が選択した時には、どんな風に変化するのかを伝えます。

 

✔君を待っている間、私は本屋さんでヒマつぶしをすることも出来るしね

✔出来ている所をチェックすれば、つまづいているポイントが見つかって、やりやすくなると思うよ

✔いまスケジュールを確定しておけば、他のスケジュールも組みやすいからね

 

お互いにとっての、メリットを伝えます

もし要望が却下されたら、「他に良い方法があるかな?」と相手に代替え案を聞いてみるのもイイですね。

 

DESC法を使った実践例:仕事場面で見られるパターンを10個紹介

DESC法の例

仕事で起こりやすい場面を10個紹介します。

事例を読みながら、自分だったらどう答えるかな??と考えてみてください。

思考しながら読んでいくと、実践場面でも生かしやすくなりますよ。

 

DESC法の例①:仕事を依頼する(緊急)

 

D:描写 仕事を依頼したい旨つたえる。内容・期日・目的などを簡潔に。緊急になってしまった理由(担当スタッフが、急病になった)
E:表現、説明 相手の忙しさへの理解・突然の仕事への大変さへの理解を伝える。
S:提案 別の案件の期限を延長/他のスタッフに仕事を回す/会社に良い報告をすることが出来る(受けるメリット)ことを伝える。
C:結論
受領→感謝。必要なサポートを行う。

却下→他の人に相談。上司に相談。

 

突然の仕事依頼は、頼む方も頼まれる方もたいへんです。

この時、相手が何も言えず、一方的な依頼になってしまうと、「自分(会社)の事ばかり…。」と受け取られます。

相手の立場に立って考える視点を持つようにしましょう。

 

DESC法の例②:依頼された仕事を断る

 

D:描写 依頼された仕事が出来ないと伝える。

他の仕事の期限が迫っている/多くの案件を抱えている

E:表現、説明 力になりたいと考えている気持ちと、十分な時間が取れない事への申し訳ない気持ちを伝える。
S:提案 依頼された仕事の一部は出来ることを伝える。

具体的に手伝える日程(例:来週月曜日)を伝える。

C:結論 依頼を修正してもらう→行動する。

依頼を修正してもらえない→他の仕事の修正を依頼。

 

上司からの仕事依頼は、なかなか断りづらいもの。

何も言わずにイエスマンになると、どんどんお仕事を頼まれてパンクしちゃいます。

期間を延長したり、依頼の一部にするなど交渉できるとイイですね。

 

DESC法の例③:部下が遅刻してきた場合(連絡なし)

 

D:描写 15分の遅刻だよ。
E:表現、説明 事故でもあったのかと心配したよ。
S:提案 遅刻する時には、時間前にどれぐらい遅れるか職場に連絡が欲しいな。
C:結論 君を待っている間、私は別のミーティングに行けるからね。

 

遅刻の例です。

E(自分の気持ち)として、「毎回遅刻かよ。ほんといい加減にしろ」って気持ちがあるかもしれません。

そんな時は、「何度も遅刻されてると、約束やルールが伝わっていないのかなと悲しくなるよ。」などと、表現を変えても良いかも。

全然気にしなーいって伝えていると、本当に気にしない人がいますので、それも困りますしね。

 

DESC法の例④:遅刻して謝罪したい時

 

D:描写 15分遅刻をしてすいませんでした。
E:表現、説明 事前に連絡しなければと想いながら、連絡するなら、その分早く行った方が良いのか…と焦っていました。
S:提案 会議の資料をお渡しできませんでした。次回からは前日までに作成し、お渡しします。
C:結論 遅刻は今後しませんが、あらかじめ資料があれば、当日会議は進められるようにいたします。

 

遅刻の謝罪にもDESC法は使えます。

どうしても自分の失敗を隠したり、ごまかしたりしたくなります。その場ではうまくいったとしても、信頼は失います。

素直に謝罪し、改善策を提案しましょう。

失敗が、失敗のまま終わらず、逆にあなたの株を高めることになるでしょう。

 

DESC法の例⑤:締め切りなのに、報告が無い

 

D:描写 今日が締め切りの原稿がまだ入稿されてないよ。
E:表現、説明 忙しそうなあなたを見ていて、少し気になってたんだよ。
S:提案 期日に間に合わなそうなら、出来ている所だけでも見せてくれないか。
C:結論 出来ている所をチェックすれば、つまづいているポイントが見つかって、やりやすくなると思うよ。

 

会社などで起きやすいパターンです。

報連相(ホウレンソウ)が無いと、どうなっているのかとカリカリしますよね。

報告をすることが、あなたにもメリットがあるよねっってメッセージが伝わるとイイですね。

 

DESC法の例⑥:打合せの時間を作りたい

 

D:描写 打合せの時間が、全然取れないよね。
E:表現、説明 プロジェクトの方向性を確認したいのに出来ないから、このまま進んで大丈夫かなと心配なんだよね。
S:提案 もし良ければ、お互いのスケジュール調整を今できないかな?
C:結論 いまスケジュールを確定しておけば、他のスケジュールも組みやすいからね。

 

物事を決定する時は、後回しせずに、いま決めた方が効率が良いです。

お互い忙しい身だと、伸ばせば調整が難しくなります。

早めに予約を取ることで、心配する気持ちが減るでしょう。

 

DESC法の例⑦:価格の交渉をする

 

D:描写 商品の価値を述べながらも、こちらの予算が限られている状況を伝える。
E:表現、説明 他の会社との取引を優先することも出来るのですが、これまでのお付き合いのある貴社からの購入をしたい。
S:提案 最安値でなくても構わないので、価格を下げてもらえないか。他の別の商品についても、上司に掛け合うことも約束できる。
C:結論 安くなった→購入する。

安くならなかった→上司に相談する。

 

価格交渉は、相手の権限で出来る範囲があるでしょう。

その為、その場で交渉が成立しない場合も考えられます。

話し合いの機会を次に繋げられるような交渉術として、利用してみて下さい。

 

DESC法の例⑧:相手から受け取ったものを修正依頼をする

 

D:描写 修正必要なポイントを伝える。
E:表現、説明 相手の頑張りへの理解を伝える。

もっと良いものをつくりたい気持ちを伝える。

S:提案 納期の延長や、スタッフの増員など可能な範囲で行えるサポートの提案
C:結論 修正可能→必要なサポートを行う。

修正不可→上司に相談/価格交渉。

 

相手の会社との修正依頼の場合、ビジネスライクな交渉が必要になります。

気持ちを受け止める・評価するといった情緒面を扱うよりも、現実的なサポートが必要になります。

一方、部下からの仕事の修正については、本人の頑張りや、励ましなどは効果的でしょう。

 

DESC法の例⑨:やりたい仕事をお願いしたい

 

D:描写 仕事に対する魅力について伝え、自分が出来る理由・アイディアについても伝える。
E:表現、説明 仕事への熱意を伝える。
S:提案 現在の仕事の進捗を伝え、出来る状況を説明。

抱えている仕事への割り振りも可能であると伝える。

C:結論 採用→全力で頑張る

不採用→粘る/自分の関心があることを再度伝えておく。

 

自分が関わりたい仕事があったら、積極的に声をかけたいですよね。

ネガティブな局面だけでなく、ポジティブな局面でもDESC法は使えます。

もし、採用されなくても、自分の気持ちが伝われば、次の機会への布石となるから、伝えることって大事ですね。

 

DESC法の例⑩:相手が自分を嫌っている(相手の勘違いを修正)

 

D:描写 相手が自分についてネガティブに考えていることを伝え、事実とは違っていることを説明する。
E:表現、説明 相手から嫌われていると考えると、悲しい。

(事実は違うが)事実だったとしたら、相手と同じような気持ちになることも伝える。

S:提案 勘違いさせてしまった自分の言動について、今後同じようにしない為の方法を伝える。
C:結論 関係修復→飲みにでも行きましょう(笑)

修復せず→再度お話をしましょう。場合によっては一旦時間を置きましょう。

 

相手の勘違いによって嫌われてしまうと、仕事上でコミュニケーションが難しくなります。

特に普段から仕事で関わる人だったら、尚更です。

一度お話をする機会を持つのが良いでしょう。

 

その際、相手の意識を変えるというよりは、「相手がそのように感じてしまった理由が自分にもある。」という視点でお話をしましょう。

相手を変えることは出来ません。

変えられるのは、自分の意識と行動です

それでもムリ―って時は、とりあえず時間を置いて、様子を見ましょう。

 

DESC法がうまくいかないって時の3つのポイント

DESC法難しい

DESC法を使うと、仕事場面で話し合いが上手に進みます。ただ、やっているつもりでもうまくいかない…。そんな時は3つのポイントを見直してみましょう。

 

相手への主張が感情的になりすぎている

自分の気持ちばかりが優先されていませんか?

自分の気持ちを伝えるのは大切ですが、感情論になってくると、相手は引いてしまいます(逆に怒りだす)。

あくまで、最初に事実関係を伝え、「わたしは、こんな気持ちになっています。」と感情を言葉で説明するように意識しましょう

メッセージの一部に自分の気持ちを含めるという感覚を持ってお話をしましょう。

 

相手にも主張があり、それぞれが違うことだってある

自分の考えを理解して欲しいという想いが強くなると、相手の考えを受け入れらなくなります。

自分の意見を持つことも大切ですが、相手の意見を聞き入れる姿勢も大切です。

 

提案(S)は、決定事項ではありません。

 

最終的にお互いが合わないことだってあります。

お互いの意見を出し合い、妥協点を見つけるつもりでお話をしましょう

 

一度の話し合いだけではうまくいかないこともある

相手と理解し合うには、時間がかかります。一度うまくいかなかったからと、諦めるのはもったいない

何度か機会を持ちましょう。

 

冷静にお話をしていても、相手の気分や状態によっては、すぐにあなたの声を受け入れられない時もあります。

何度か話し合いをしながら、お互いの考えを理解しましょう。

 

DESC法を使えば、仕事のコミュニケーションも怖くない

話を聴くまとめ

いかがでしょうか?

仕事場で使えるDESC法を10個の例を交えながら紹介しました。

会社勤務でも、フリーランスでも、人とのコミュニケーションは必要です。

自分自身はもちろん、相手にとっても心地よいコミュニケーションが取れると、仕事もやりやすくなります。

 

DESC法を意識しながら話をするのは、最初に時間がかかります。

けれど、何度も使っていると、徐々に意識をしなくても出来るようになるでしょう。

実際の交渉場面でも、メールなどで文書で伝えることも可能です。

 

ぜひ毎日のお仕事でお試しください。

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