カウンセリング

人の目を気にする人が損する3つの理由を臨床心理士が解説【対処法あり】

人の視線気になる

 

悩んでる人
周りからどう見られるかが気になっちゃいます。周りは楽しそうなのになぁ。これから先も気になっちゃうのかな。何か良い方法はありませんか?

 

人は、常に評価をされています。

 

学校では、テストの成績

職場では、営業の成績

家庭では、奥さんから給与額

 

評価や人からの視線を気にせずに生活を送ることは、現代社会の中ではむずかしいのも事実です。

ただ、あまりにも人の目を気にする生活も、息苦しくなりませんか?

 

この記事の前半では、人の目を気にする人が損をする3つの理由を解説します。後半では、5つの対処法も紹介します。

 

実際に人の目を気にせずに、アクティブに行動できている方が、見ていて生き生きしていますよね。

人の目が気になることの損を知って対処出来れば、これから頑張ろうというきもちになれると思います。

 

この記事を書いている人

メンタルクリニックで10年以上臨床心理士・公認心理士として勤務。年間1200件以上のカウンセリングを通して多くの患者さんの治療に携わる機会があります。

 

 

人の目が気になることで損をする3つの理由

人の視線が気になると損

人の目が気になることで、本来獲得するはずのチャンスを見逃してしまいます

それは以下の通り。

 

・自分がやりたいことが分からない

・自分がやりたいことができない

・自分に自信が持てない

 

一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

人の目が気になって、自分のやりたいことが分からない

 

就職活動をしている大学生の中で、自分がやりたいことが分かりませんと話す人がいます。

そのような人の多くは、これまでの学生生活という、決まったレールの中で自分を高めることに集中してきたのでしょう。

しかし、自分がやりたいことを考えたり、チャレンジすることなく過ごしてしまった人にとって、いきなり、「これからどうしたいの?」「あなたは何者?」などと聞かれても答えられません。

周囲に合わせるように生きてきた人にとっては、周りから求められることを答える訓練は十分にされていますが、自分で考える力は備わっていません

その結果、自分がやりたいことが分からないまま大人になってしまっています。

 

どうしても周囲のことが優先され、自分の気持ちを二の次にしてしまったつけが回ってきてしまいます。とても残念なことです。

 

人の目が気になって、自分がやりたいことをできない

何かを始めたいと思っている時に、周囲からの反応を気にしてしまいます。

 

「こんなこと言ったら相手から変に思われるのでは。」

「自分が勝手な行動をしたら、周りに迷惑がかかるのではないか。」

 

周囲がポジティブな言葉をかけてくれれば良いのですが、実際は、思うようになりません。

 

「今の年齢でそんなことするの?」

「それって無駄じゃない?」

 

などといった周囲からの言葉に動揺して、自分がやろうとしたことも諦めてしまいます

 

人の目が気になって、自分に自信が持てない

思っていることや考えていることがあっても、行動する前に諦めてしまう為、経験する機会を失ってしまいます。経験の機会が少ないと、どうしても1つ1つの失敗が大きな失敗として体験されてしまうでしょう。

 

1回のチャレンジ=1回の失敗(100%失敗)

50回のチャレンジ=30回の失敗(60%失敗)

 

失敗経験が少ないと、ダメージが大きく、立ち直るのに時間がかかります

何度も失敗していれば気にしないことも、数が少ないと、1回の失敗で、「俺オワッタ。才能ゼロ。」と考えてしまいます。何度も失敗した先にある成功体験を獲得する前に諦めてしまいます。

その結果、自信を失ったまま終わってしまいます。

 

人の目を気にしないたった5つの方法とは?

人の視線を気にしない

では、人の目を気にしない方法ってあるんでしょうか?

人のことを気にしないで生活が出来るって考えると、今の生活がとても自由になった感じがしますよね。

ここでは、厳選したおススメ5つを紹介しますね。

・相手からの評価は変わりやすい

・自分のダメなところを受け入れる

・変化することを楽しむ

・不安感を一旦書き出してみる

・自分が出来ることと出来ないことを分ける

 

一つずつ詳しく見ていくことで、人の目を気にしない自由な時間を作っていきましょう。

 

相手からの評価は変わりやすい

人の目を気にする人の特徴は、相手から自分がどう見られるのかという意識が強すぎることです。

嫌われたり、変に思われたくないから、八方美人になろうとします。

しかし、実際のところ、周囲の評価ってコロコロ変わりますよね

 

Aさん:年収200万円のイケメンサラリーマン

Bさん:年収200万円の見た目はぱっとしないサラリーマン

 

この条件で、比較した場合、確実に前者の方が選ばれるでしょう。しかし、Bさんが貯蓄3000万あったらどうでしょうか。恐らくBさんの評価が一気に上がるのでは無いでしょうか。

条件次第でコロコロと相手の印象なんて変わってしまうんですよね。

 

考えてみてください。こんな風にころころ変わる人の目なんて気にしても意味ないと思いませんか?あなたが思っている程、周りは気にしていないというのは、よくあることです。

 

人の目が気になるって時には、「人の目なんて変わるもんだからな。」と思ったり、その考えを言葉にするだけでも、気持ちは変わってくるものです。

 

自分のダメなところを受け入れる

人の目を気にする人に対して「自分に自信を持てる所を見つけよう。」とアドバイスされる方がいます。

 

このアドバイスの根拠は、こんな感じでしょう。

1つの事に秀でることが出来る

自信がつき、他のことにも積極的になれる

人の評価や視線も気にならなくなる

 

決して間違えでは無いのですが、「よし、じゃあ自信を持つために何かしよう。」と考えて行動出来る人っていますかね?

 

私は正直難しいかなと思います。

 

自分に自信を持ちたくても持てない人に、自信を持ちましょうというのは、余計に追い込むことになるでしょう。

 

私は、ポジティブな部分を伸ばすよりも、ネガティブだと考えている部分を受け入れることが大切だと考えます。

人の目を気にする人の多くが、自分のダメなところを否定し、隠そうとします。周囲に見つからないように自分を押し殺したりします。けれど、ずっと自分を否定し続けることになりませんか?

自分が考えるネガティブな部分も、「それが自分なんだよ。」と受け入れることが大事です。良いとか悪いとかの評価は要りません。

 

「自分はこういう人。それだけ。」

 

分かりやすいですよね。

常に変化をし続けることを目標にするのではなく、素の自分をちゃんと分かってあげること・認めてあげることが大切です。

自分が自分のことを本当の意味で認められる感覚が出てくると、周りが自分のことをどう見ているのか?という認識も変わってきます。

 

他者からの視線って、結局自分が自分をどのように捉えているか?

 

そんな気付きを得るでしょう。つまり、自分自身への自己評価を改善することで、人からの視線を気にしなくなってきます。

 

変化をたのしむ

人の目を気にする人の弊害として、新しいことにチャレンジすることが難しいと伝えました。

 

失敗したらどうしよう。

格好悪いな。

周りからバカにされるのでは。

 

新しい方法を試してみることが出来ないと、自然とやれることが限られてきてしまいます。自分では意識をせずに、自然と生活や考え方のパターンが決まってきてしまいます。

「変化をすることを楽しむ」とは、どちらかといえば、失敗に考えをフォーカスするというよりも、好奇心に意識が向いている状態です。

本を買って読んでみるといった知的好奇心もありますし、普段食べているパンとは違うパンを買ってみるといった食欲に関する好奇心など様々です。

失敗したところで、ダメージはたかが知れています。それよりも、新しい発見や喜びが隠されている可能性があります。想像していなかったような面白いものに遭遇した時の喜びは格別です。

変化を楽しむ工夫は、小さいことをどんどん試してみることがおススメです。失敗してもダメージ0程度の変化を毎日1個やってみることで、小さい失敗にも気にならなくなりますし、変化することへのハードルも低くなります。

 

自然と周囲が自分に向けられる視線に対しても今までより意識することが減ってきます。

 

不安なことを一旦書き出してみる

何を不安に感じているのだろうか?

一度自分が持っている不安を書き出してみるのも一つです。書き出すことで、自分の頭の中にあるものを一旦すべて外に出してみましょう。

不安感って、具体的な何かではなくて、「もし○○だったらどうしよう」といった漠然としたものだと気づきます。可能性として考えられる不安は、無限大に作り出すことが出来ます。

 

例えば、ママ友とランチに出かけるとしましょう。

 

上手く喋られるかな。

自分の話なんかつまらないと感じないかな。

一緒にいたくないと思われるかな。

他の人にも伝わって、独りぼっちになるんじゃないかな。

こどもがいじめの対象になったらどうしよう。

不登校になって家に閉じこもってしまったらどうしよう。

 

読んでいる人の中には、「ここまで極端に考えない」って人もいるでしょうが、可能性としては0ではありません。ただ、自分の不安感を書き出し、客観的な視点で見直すことによって、「少し極端すぎるな」と気づけることは大切です。

 

自分の気持ちを整理する方法として、自分の考えを外に出すやり方は効果的でしょう。

 

書き出す方法として、書くカウンセリングがあります。こちらの記事も読んでみてください。

書くカウンセリング2種類
書くカウンセリングって何?方法は、たったの2つ【すぐ出来るサービス紹介】

  悩んでる人書くカウンセリングって何ですか?チャットやメールなど色々あるみたいだけど、どれを選んだら良いのか分かりません。すぐに使えるサービスとかもあれば、教えて欲しいです。   ...

続きを見る

 

自分が出来ることと出来ないことの線引きをつける

人の目を気にしている人の多くが、「自分が出来る問題と、自分ではどうすることも出来ないこと」の線引きが出来ていない場合があります。例えば、相手が自分のことをどう思うか?は気になるけれど、自分ではどうすることも出来ないことです。

 

例としては、

相手が自分のことを好きか

相手が自分のことを嫌いか

相手から無視されるか

 

これらすべて、あなたが自分で決められません。けど、どうしても気にしてしまいますよね。

「明日は晴れて欲しいな。けれど晴れなかったらどうしよう。」と考えてみる。天気が相手だと、「自分ではどうすることも出来ないよ。自然が相手だし。」と考えることが出来ますよね。

けど、相手が人だと、どうしても自分側でコントロール出来る・したいと考えてしまいがちです。

考えてもどうすることも出来ないことを考える時間は、無駄な時間です。そして、出来ると思ってやって、出来ないので、結果的に自己嫌悪になることも。それなら、自分が出来ることに集中した方がよいですよね。

 

人の目よりも、やっぱり、自分の気持ちを優先しましょう

人の視線まとめ

 

人の目が気になる人にとって、自分の人生を歩めなくなります。

自分の人生は今日が最期って思ったら、自分のやりたいことを優先しませんか?最期の時に、「あーこうしておけばよかった。」と考えるほど悲しいことはありません。今日が最後の日とまで思わなくても良いですが、それぐらいの気持ちで自分のやりたいことをやりきった時間をつくることが、自分の人生を全うしたなって思えるでしょう。

 

さあ、今から自分の人生送りましょう。

-カウンセリング

© 2021 上杉哲也メンタル研究所 Powered by AFFINGER5