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保育士さん必見!DESC法を使って職場の悩みを臨床心理士が解決します!

DESC法 保育士

悩んでる人
保育士として働いています。子どもや保護者、同僚とのコミュニケーションに難しさを感じています。DESC法ってコミュニケーションの方法があるって聞いたんですけど、それって保育現場で使えるんでしょうか?

 

保育士さんは、常に周りの人とのコミュニケーションを求められます。子どもの安全を守るためにも、チームで動く場合が多いのも特徴です。その為、人間関係を困られている人も多いのではないでしょうか?

 この記事では、保育士さんがDESC法を使ってコミュニケーションを良くしていく方法を紹介します。

前半は、DESC法についてカンタンに説明します。

後半は、3つの具体的な事例を交えて、DESC法でお悩み解決します。

この記事を読めば、保育士さんの生活も楽になること間違えなし!仕事もプライベートも充実しますよ。

 

この記事を書いている人

メンタルクリニックで10年以上臨床心理士・公認心理士として勤務。年間1200件以上のカウンセリング。“自分らしさをみつける”がモットー。

 

DESC法とは、お互い納得出来るコミュニケーション(アサーティブ)手段のひとつ!

DESC法とは、コミュニケーション方法のひとつ、「アサーション」を、体系化したものです。

自分の要望を相手に伝える際に、4つの段階を使って説明します。

Describe(描写)

Express、Explain(表現・説明)

Suggest、Specify(提案)

Choose、Consequence(選択・結論)

 

それぞれの段階について、簡単に説明しましょう。 

 

DESC法 ステップ①:Describe(描写)

事実関係を説明します。どんな問題が起きているのかを、客観的な事実として伝えます。長い説明は不要です。問題を簡潔に伝えることを意識します。

 

DESC法 ステップ②:Express、Explain(表現・説明)

自分の気持ちを伝えます。自分が感じていることを素直に表現しましょう。相手への共感も伝えられたらベストですね! 

 

DESC法 ステップ③:Suggest、Specify(提案)

問題に対する解決策を提案します。時には妥協案ってこともありますね。あくまで提案ですので、命令や指示のような強い表現にならないよう気を付けましょう。

 

DESC法 ステップ④:Choose、Consequence(選択・結論)

相手の返答に対して自分が答えます。自分の出した提案を相手がOKするときも、断るときもあります。相手が選択した時には、どんな風に変化するのかを伝えます。

 

悩んでる人
相手にとっても、自分にとっても良いコミュニケーションなんてあるんですね。ただ、今一つピンと来ないですね…

 

次の項目では、保育士さんの職場で起こりやすい3つの事例を紹介します。ご自身を重ねてイメージしてみてください!

 

DESC法で保育士さんの悩みを解決しよう!

保育士さんの職場で起こりやすい3つのシチュエーションを例として紹介します。

保育士の悩み例①:言うことを聞かないお子さんの対応

保育士の悩み例②:クレームの多い保護者の対応

保育士の悩み例③:威圧的な先輩保育士さんへの対応

 

では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう!

 

保育士の悩み例①:言うことを聞かないお子さんの対応

事例①

A君はワンパク盛りの4歳児。自分が欲しいものがあったら、友達から力づくで奪います。「せんせーい。A君がおもちゃとったぁー」他の子も、A君の乱暴ぶりに困っているようです。なんどか注意をしても言うことを聞きません。

 

では、DESC法を使って、どんな風にA君に伝えたらよいでしょうか?

D:A君、お友達が遊んでいたレゴを、何も言わずに全部取っちゃったよね。

E:先生は何度もA君に、何度もダメだよって注意しても聞いてもらえなくて、ちょっと寂しい気持ちになるよ。

S:お友達のおもちゃを使いたい時は、ちゃんと「かしてー」って言えると良いな。

C:受け入れて貰えた → ありがとう。A君は、ちゃんとお友達にお話しできるって先生知ってるんだからね。

   受け入れて貰えない → そうか、残念。お友達と仲良くおもちゃで遊べないなら、A君はみんなと一緒に外遊びできなくなっちゃうよ。それでもいいの?

 

ポイント

小さい子は、言葉よりも先に手が出てしまう子が多いものです。ただ、ちゃんと目を見ながら丁寧にお話すれば、子どもにも伝わります。4歳児だと、「相手の立場に立って考えてみて」という説明は、難しいでしょう。くり返しルールとして説明するのが大切です。

 

保育士の悩み例②:クレームの多い保護者への対応

事例②

年長さんのお遊戯会の練習が始まった次の日、5歳児の母のBさんから園に連絡が入りました。「今回の劇、なぜうちの娘が主役ではないの!」とカンカンに怒っています。うちの子が主役になって当然といった考えを持っています。

 

では、DESC法を使って、どんな風に保護者へ伝えたら良いでしょうか?

D:Bさんの娘さんが、なぜ主役では無いのかと怒っていらっしゃるようですね。

E:娘さんは、人前でも緊張しない度胸と、通る声を持っているから、私も主役にしたい気持ちはあります。

S:ただ、他のお子さんにも主役という大役を経験してもらいたいんですよね。その為、今回は名バイプレイヤーとして、協力してもらえないでしょうか?

C:受け入れて貰えた → ありがとうございます!お母さんがびっくりするような劇をみんなで頑張って練習します。

   受け入れて貰えない → そうですか。ただBさんの役は、主人公と最後にたたかう大切な役回りなんですよね。本人も、悪役になれるのを楽しみにしているみたいなので、このまま進めさせていただいてもよろしいでしょうか。

 

ポイント

まずは保護者の話を聞きましょう。相手の話を遮ったり反論したくなるでしょうが、ひとまず保護者の言い分を聞きましょう。クレーム対応にならないよう、普段から保護者とのコミュニケーションは密に取っておくのもおススメです!

 

保育士の悩み例③:威圧的な先輩保育士さんへの対応

事例③

運動会の1週間前。準備に追われ毎日残業が続いています。そこに、とても厳しい先輩Cさんが登場。「ごめん、明日の早番変わってくれない?」と言われました。あなたはやらなければいけない仕事が山積みなので、断りたい。けれど、断るなんて難しい。どうしよう…。

 

では、DESC法を使って、どんな風に威圧的な先輩Cさんの依頼を断ったら良いでしょうか?

D:Cさん、すいません。運動会の行事の準備で毎日残業続きになってます。

E:明日も遅くまで準備に追われそうなので、早番勤務をするのが難しいって感じています。

S:出来れば他の方に早番をお願いして頂けないでしょうか?

C:受け入れて貰えた → ありがとうございます。運動会が終わってからでしたら、早番に変われる日もありますので、教えてください!

   受け入れて貰えない → 分かりました。ただ、運動会の準備もしたいので、明日は早番業務が終わり次第、こもって作業をさせていただいてもよろしいでしょうか?

 

ポイント

先輩に対して自分の意見を伝えるのは、とても難しいですよね。特に相手が威圧的な方だと余計に大変でしょう。先輩の指示に反論しているのではなく、自分に余裕が無いことを伝えて、理解をしてもらいましょう。

 

【まとめ】DESC法で保育士さんの悩みを解決する方法

いかがでしたか?保育士さんの業務は、とにかく多忙です。

どうしても指示は短い言葉になりやすく、反論しにくい状況があります。今回紹介したようなDESC法のように、提案したり、折り合いを見つけるのが難しい場合も多いでしょう。

しかし、今回紹介したDESC法を普段から行えば、あなたの状況も伝わりやすくなります。相手にも優しい印象を与えられます。

同じようなシチュエーションがあったら、是非活用してください!

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