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看護師さん必見!DESC法の使い方を3つの事例を用いて紹介します!

看護師

悩んでる人
看護師として働いています。職場の医師や先輩看護師さんとのコミュニケーションに難しさを感じています。DESC法ってコミュニケーションの方法があるって聞いたんですけど、それって今の職場で使えるんでしょうか?

 

看護師さんは、常に患者さんや周りの人とのコミュニケーションが求められる仕事ですよね。普段から、人間関係の苦労に困られている人も多いのではないでしょうか?

 この記事では、看護師さんがDESC法を使ってコミュニケーションを良くしていく方法を紹介します。

前半は、DESC法についてカンタンに説明します。

後半は、3つの具体的な事例を交えて、DESC法の正しい使い方をお伝えします。

この記事を読めば、看護師さんの生活も楽になること間違えなし!仕事もプライベートも充実しますよ。

 

この記事を書いている人

メンタルクリニックで10年以上臨床心理士・公認心理士として勤務。年間1200件以上のカウンセリング。“自分らしさをみつける”がモットー。

 

DESC法とは、お互いが納得しやすいコミュニケーション(アサーティブ)手段のひとつ!

効果的な指示の出し方

DESC法とは、コミュニケーション方法のひとつ、「アサーション」を、体系化したものです。

自分の要望を相手に伝える際に、4つの段階を使って説明します。

Describe(描写する)

Express、Explain(表現する、説明する)

Suggest、Specify(提案する、具体的に挙げる)

Choose、Consequence(選択する、結論)

 

それぞれの段階について、簡単に説明しましょう。 

 

DESC法 ステップ①:Describe(描写)

事実関係を説明します。どんな問題が起きているのかを、客観的な事実として伝えます。長い説明は不要。問題を簡潔に伝えることが大切です。

 

DESC法 ステップ②:Express、Explain(表現・説明)

自分の気持ちを伝えます。自分が感じていることを素直に表現してみましょう。相手への共感も伝えられたらベスト! 

 

DESC法 ステップ③:Suggest、Specify(提案)

問題に対する解決策を提案します。時には妥協案ってこともありますね。あくまで提案ですので、命令や指示のような強い表現にはならないようにしましょう。

 

DESC法 ステップ④:Choose、Consequence(選択・結論)

相手の返答に対して自分が答えます。自分の出した提案を相手がOKするときも、断るときもあります。相手が選択した時には、どんな風に変化するのかを伝えます。

 

悩んでる人
相手にとっても、自分にとっても良いコミュニケーションなんてあるんですね。ただ、今一つピンと来ないですね…

 

次の項目では、看護師さんの職場で起こりやすい3つの事例を紹介します。ご自身を重ねてイメージしてみてください!

 

DESC法で看護師さんの悩みを解決しよう!

看護師さんの職場で起こりやすい3つのシチュエーションを例として紹介します。

看護師の悩み例①:言うことを聞かない患者さんの対応

看護師の悩み例②:患者さんの身になって考えない医師への対応

看護師の悩み例③:威圧的な先輩看護師への対応

 

では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう!

 

看護師の悩み例①:言うことを聞かない患者さんの対応

事例①

40代のAさんは、いつも予約通りに来院しません。薬が切れてしまうことで体調が悪化し、体調が悪くなってから受診をします。これまで何度も定期受診と内服の必要性については説明をしているのですが、なかなか言うとおりにしてくれません。

 

では、DESC法を使って、どんな風にAさんに伝えたらよいでしょうか?

D:Aさん、定期的に診察に来られない状態が続いてますね。薬が切れてしまうと、せっかく良くなった体調も、また悪くなってしまっています。

E:主治医の先生も、Aさんの体調を心配されています。もちろん私も心配です。これまでにも定期受診を勧めても、なかなか守られないのが、とても気がかりです。

S:現在の症状を悪化させないためにも、定期受診をして頂けないでしょうか?

C:受け入れて貰えた → ありがとうございます。少しずつ元気になって、行けなくなったゴルフにも行けるようになりましょう!

   受け入れて貰えない → 定期受診が出来るように、ご家族にもご相談させていただきたいので、次回の診察に来ていただくようお願いできますか?

 

ポイント

定期受診が出来ない理由は、本人の問題だけではない可能性があります。心配していることを伝えつつ、Aさんが持っている社会的なリソースを利用できるような提案もいいですね。

 

看護師の悩み例②:患者さんの身になって考えない医師への対応

事例②

70代のBさんは、治療を続けてもなかなか調子が安定しません。自分の病状や今後の治療方針について主治医に聞きたいと思っています。あなたは主治医にBさんの要望を伝えるも、「忙しいから無理。今度にして。」と言われてしまいました。この主治医は、あまり病状の説明を必要と感じていないようです。

 

では、DESC法を使って、どんな風に主治医に伝えたら良いでしょうか?

D:Bさんの病状は安定していないようです。Bさんは不安が強く、先生に今後の治療方針など聞きたいことがあるようです。

E:Bさんの不安を聞いてあげることは出来るのですが、実際にはなかなか時間が取れず、彼女の対応に困っています。

S:先生もお忙しいとは思いますが、病状説明のお時間を5分だけ割いていただくことは可能でしょうか?

C:受け入れて貰えた → ありがとうございます。早速Bさんに伝えてきます。本人はとても喜ぶと思います!

   受け入れて貰えない → では、次回の診察時間枠を少し長めにお取りさせていただくので、その時にお時間を頂いてもよろしいでしょうか?

 

ポイント

患者さんの気持ちに共感的になれないドクターは少なからずいます。実際に多忙で時間が取れないって状況もあるでしょう。ドクターの負担を減らすような提案を伝え、その代わりにといった交渉もひとつです。

 

看護師の悩み例③:威圧的な先輩看護師への対応

事例③

とても厳しい先輩Cさんより、「Dさんの採血やっておいて」と言われました。しかし、Dさんの血管はとても細く、前回30分以上かかってしまい、Dさんから怒られてしまいました。また同じような状況になるのではと不安です。ただ、Cさんからの指示を断ることも難しいので、どうしよう…。

 

では、DESC法を使って、どんな風に威圧的な先輩Cさんに相談したら良いでしょうか?

D:Dさんの採血ですが、前回採血に30分以上かけてしまい、Dさんがカンカンに怒ってしまいました。

E:血管が細く採血が難しいだけでなく、採血が出来るか不安で自信が持てません。

S:出来れば他の方に採血をお願いして頂けないでしょうか?

C:受け入れて貰えた → ありがとうございます。たくさん練習して、採血が出来るように準備します!

   受け入れて貰えない → 分かりました。ただひとりでこなすには不安があるので、もし何度か試してみてうまくいかない時は、他の方にバトンタッチさせていただいてもよろしいでしょうか?

 

ポイント

先輩に対して自分の意見を伝えるのは、とても難しい状況です。特に相手が威圧的な方だと余計に大変でしょう。先輩の指示に反論しているのではなく、不安が高いこと・前向きに努力して改善しようとしている姿勢を伝えていくのは大切ですね。

 

【まとめ】DESC法で看護師さんの悩みを解決する方法

DESC法 看護師

いかがでしたか?看護師さんの業務は責任も重く、多忙です。

指示系統がトップダウンになりやすく、なかなかドクターや先輩に意見を言いにくい環境でもあります。

今回紹介した看護業務の事例は、病院などで起こりがちな場面ばかりです。

同じようなシチュエーションがあったら、是非活用してください!

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