カウンセリング

カウンセリングで悪化する人の特徴について【始める前にこれだけはチェック】

カウンセリングで悪化

 

悩んでる人
カウンセリングを始めると、中には悪化するって聞いたんですけど本当ですか?自分が悪化するのかどうか分からないから、悪化する人の特徴や、対応方法など教えて欲しいな。

 

カウンセリングを始めたことがきっかけで、体調や気持ちが悪くなる人がいます。

 

「今まで何とか仕事に行けていたのに、いけなくなる。」

「今よりもネガティブなことを思い出す機会が増えて、気持ちが落ち込みやすくなった」などです。

 

ここでは、これからカウンセリングを始める人が、「カウンセリングで悪化しない(失敗しない)方法」について解説します。

 

こんな方におすすめ

  • カウンセリングをこれから始めようとしている人
  • カウンセリングを受けて悪化したと感じられている人
  • 悪化しているけれど、どうしたら良いか分からない人

 

この記事を書いている人

メンタルクリニックで10年以上臨床心理士・公認心理士として勤務し、年間1000件以上のカウンセリングを通して多くの患者さんの治療に携わる機会があります。また、私自身も3年以上カウンセリングを受けています。カウンセラーとしてもカウンセリングを受ける立場としても、今回の質問についてお答えすることが出来るでしょう。

 

 

カウンセリングで悪化する人の3つの特徴

カウンセリング悪化の特徴

 

結論として、このような方はカウンセリングをすると悪化する可能性があります。

 

 統合失調症(状態が不安定)や重度うつ病の方など重い精神疾患の方

 会話することが苦手で、会話自体に負担を感じやすい人

 困っていない、自分には必要ないのに無理やり始めさせられた人

 

それぞれについて解説しますね。

 

統合失調症(状態が不安定)や重度のうつ病の方など重い精神疾患の方

統合失調症や重度のうつ病の方など重い精神疾患を患っている人は、カウンセリングは慎重に始めましょう。

 

カウンセリングという空間は、時間や部屋という枠があるのですが、何を話しても自由になる場所です。統合失調症の方には、幻覚や妄想といった症状があります。カウンセリングで話をすることで、症状が活発になり、体調を崩してしまう可能性があります。

 

また、重度のうつ病の方は、強い倦怠感や被害妄想など心身共にかなり疲弊している可能性があります。その為、症状が悪化している時に、更にカウンセリングを行うことが負荷となり、本人を苦しめてしまう可能性があります。

 

統合失調症やうつ病の人にはカウンセリングは効果が無いわけではありません。

 

症状を見て行う必要がある為、主治医の先生と検討の上、実施しましょう。

 

 

会話することが苦手で、会話自体に負担を感じやすい人

カウンセリングは、会話を中心とした時間となります。

人と会話をすること自体が負担になりやすい方にとっては、カウンセリングの時間が、とてもしんどくなる可能性があります。特に、カウンセリングでは自分のことについて話をしたり、会話から自分のことを振り返ることを行います。言葉を扱う能力も必要になるため、言語的な知的能力が低い方は、負担感が大きくなる可能性があるでしょう。

 

芸術療法(絵を描いたり、音楽を使ったりする心理療法)や、箱庭療法といった言語を中心としないカウンセリングもあります。

 

 

困っていない、自分には必要ないのに無理やり始めさせられた人

必要としていないのに周囲からの勧めによってカウンセリングを受ける場合があります。困っていないし、行う目的も分かっていないのに話をするという時間は、単純に苦痛を感じることになるでしょう。

 

周囲への恨みの感情を増長させたり、反発心から余計に状況が悪化してしまう可能性があります。

 

悩んでる人
はじめる時の状態や、目的を意識できるかとかが大事なんですね。けれど、悪化しない方法ってあるんでしょうか?

 

 

悪化しない方法はこれだけ

悪化しないには

 

 スタートのタイミングは今なのか?を確認

 過去の問題の掘り起こしよりも、「今」について話し合う

 感情よりも行動や生活に焦点を当てる

 

少し説明を加えますね

 

スタートのタイミングは今なのか?を確認

カウンセリングを始めるタイミングは今なのか?を考えてみましょう。

 

適切なカウンセリングを始めるタイミングとしては、

 

 自分に問題意識がある

 ある程度症状が安定しており、人と話をすることや時間を共有することが負担にならない

 相手の言葉をそのまま捉えず、自分なりに考えて答えを見つけられる

 

悪化する人の特徴でも触れた通り、スタートのタイミングは大切です。

 

自分にある程度余裕が無いと、物事を考えることは難しいと思います。

しんどくなってカウンセリングに来たけれど、考えること自体が出来ない状態だとしたら、それを強いられるような時間となります。出来ないことを続けるとことで、余計に落ち込んでしまう可能性があります。

 

過去の問題の掘り起こしよりも、「今」について話し合う

過去の問題など原因探しをする時間は、気持ちを悪化させることに繋がる場合があります。

 

「自分が悪くなっているのは、過去に何かあるはずだ。それを解決出来れば良い」

「過去の課題を解決しなければ、今の自分は良くならない」

 

と考える思考パターンのことです。

過去との連続として今があると考えていくことは重要です(どちらかと言えば、私のカウンセリングはそのあたりを重視します)。

 

しかし、過去を思い出すことで気持ちの整理になる人、今が変えられないとあきらめる人、過去に逃げてし合う人など様々です。

 

過去ではなく、今この瞬間を意識することは大切なことです。

 

 

感情よりも行動や生活に焦点を当てる

気持ちよりも行動や生活全般についての現実に焦点を当てて考えることが大事です。

感情などは常に揺れ動き、捉えようが難しいこと多いでしょう。現実の生活が変わってくることで、それに合わせて気持ちが変わることも多いかもしれませんね。

 

ポイント!

気持ちを変える➡行動を変える

行動を変える➡気持ちを変える

両方あると思います。必ずしも気持ちを優先する必要はありません。

「笑顔でおはようと全員に挨拶をしたら、自分の気持ちが明るくなった」

「毎日10分程度のウォーキングを取り入れたら、寝る前のもやもやする気持ちが減った」

などのイメージです。

 

悩んでる人
けど、実際に気持ちが落ちた場合は、どうしたら良いでしょうか?

 

 

悪化したらこうすれば問題なし【安心の解決方法】

カウンセリングこうすればよくなる

 

 話し合うテーマや、カウンセリングの方法について再検討する

 一旦カウンセリングから遠ざかり、お薬を使用して治療を続ける

 カウンセリング以外の方法を考える

 

話し合うテーマや、カウンセリングの方法について再検討する

カウンセリングのテーマや方法が今のあなたには合っていないのかもしれません。

あまりに感情移入をし過ぎたりしているのかも。または、どこかでカウンセラーに対して不満感を感じているのに、伝えられていないのかもしれません。

 

悪化していることも含めて、カウンセラーとこのまま続けることが良いのかどうか検討しても良いかもしれませんね。

 

 

一旦カウンセリングから遠ざかり、お薬を使用して治療を続ける

体調不良であれば、まずはメンタルクリニックで薬を処方してもらい、薬物療法を優先させるのも1つです

 

カウンセリングが出来るようになったタイミングで再開するといった選択肢もあります。

 

 

カウンセリング以外の方法を考える

治療方法は、お薬とカウンセリング以外にもあります。

毎日摂取する食事に気を付ける方法や、日々の生活に運動習慣を取り入れる運動療法などもあります。

 

自分に合った方法が他にないのかなと探してみるのも良いでしょう。

 

こちらの記事を参照してみてください。

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悪化はマイナスだけじゃない

カウンセリングを始めたら、気持ちがふさぎ込みやすくなったり、気分が晴れないことがあるかもしれません。しかし、今まで感情にふたをしていた人にとっては、「本来感じられるべき感情が開放されている」と捉えると、良い面もあります。その為、「症状の悪化=悪いことが起きている」とシンプルに考えない方が良いこともあります。

この点については、こちらの記事を参照してみてください。

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まとめ【カウンセリングは、タイミングや方法も大切ですね】

カウンセリング悪化まとめ

 

カウンセリングを受けることで悪化する人の特徴について説明しました。

 

「カウンセリングを受ければ全て良くなる」

と過剰な期待を持って臨むと、期待と現実のギャップがあるかもしれません。

 

全て慎重に考えてからスタートすることが大事という訳ではありません。しかし、盲目的に始めてしまったり、良いイメージばかりが先行しすぎることも危険です。

 

始めたいなと思った時がタイミングです。

しかし、病院に通院中の方は、まず主治医の先生に相談することをお勧めします

カウンセリングの方法については、担当のカウンセラーと一緒に話し合って進めていくことが大切でしょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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