ADHD

ADHDの子がうるさいのはなぜ?効果的な5つの対処法と合わせて紹介!

ADHD うるさい

この記事では、うるさいADHDの子についてお伝えします。

私自身もADHDの子どもを育てる保護者として、日常的に子どもの行動や反応に戸惑いや不安を感じることも少なくありません。

ADHDの子どもの感情や背後にある事情を深く理解し、適切に対応する方法を学ぶことは大切です。

この記事では、ADHDの子どもの特性から、具体的な対処法まで、詳しく解説していきます。

日頃の子育てのご苦労されている親御さんは、是非最後までお読みください!

 

【まずは簡単に解説!】ADHDとはどんな特性があるの?

ADHDは、注意欠如・多動症とも呼ばれる神経発達障害の一つです。

主な特徴として、注意力の欠如、衝動性、過度な活動性が挙げられます。

これにより、学習や友人関係、家庭内でのコミュニケーションなど、さまざまな場面で困難を経験することがあります。

ADHDの原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因や脳の発達の過程、周産期の事情などが関連していると考えられています。

診断は、子どもの行動や反応を詳細に観察し、専門家による評価や検査を基に行われます。

 

ADHDの子がうるさい5つの理由を紹介します!

うるさい5つの理由

1. 衝動性の高さ

2. 感覚過敏・感覚鈍麻

3. 注意の散漫

4. 内的な興奮や不安

5. 社会的スキルの遅れ

ADHDの子がうるさくなってしまう主な理由は上記の5つです。

一つずつ解説していきますので、なぜうるさくなるのかを一緒に確認していきましょう!

 

ADHDの子がうるさい理由①:衝動性の高さ

ADHDの子がうるさい理由の1つ目は衝動性の高さです。

ADHDの子どもは衝動的に行動する傾向があります。

このため、突然大声で話す、物を強く扱う、場の雰囲気に関係なく騒ぐなどの行動が見られることがあります。

 

ADHDの子がうるさい理由②: 感覚過敏・感覚鈍麻

2つ目の理由は、感覚過敏と感覚鈍麻によるものです。

ADHDの子どもは感覚の処理に特有の特性を持つことがあり、一部の子どもは特定の音や触感に過敏に反応します。

逆に、自分の発する音の大きさや力加減を認識しにくい子どももいます。

その為、周りからすると些細な刺激にも反応してパニックになったり、落ち着かなくなります。

 

ADHDの子がうるさい理由③:注意の散漫

ADHDの子が注意散漫であることが3つ目の理由です。

集中力が続かないため、一つのことに没頭するのが難し傾向があります。

その為ADHDの子は、さまざまな物や出来事に興味を示すことが多くなるでしょう。

これが結果として、多くの物音や声を同時に発する「うるさい」行動へと繋がります。

 

ADHDの子がうるさい理由④:内的な興奮や不安

4つ目のうるさい理由は、内的な興奮や不安が影響しています。

ADHDの子は、内部で感じている興奮や不安を適切に表現するのが苦手な面が見られます。

その結果、大声や身体を動かす行動として外に現れることが良く見られるんです。

これは、子どもが自分の感情をコントロールするスキルが未熟であることも影響しているからでしょう。

 

ADHDの子がうるさい理由⑤:社会的スキルの遅れ

最後の理由は、社会的なスキルの遅れです。

ADHDの子は、他の子どもとの関わり方や、場の雰囲気を読むスキルが遅れてしまう傾向があります。

その為、求められる行動を取れないなんてことが起こりやすくなるんです。

他の子どもが静かな時や集中している時にも関係なく、声を出したり物を動かしたりするなんてことも…。

ただ叱るのではなく、社会的なスキルを教えてあげることで改善していくなんてこともあるでしょう。

 

うるさいADHDの子への対処法を5つお伝えします!【今日から使える】

対処法5つ

1. ルーチンの確立

2. 体を動かす機会を増やす

3. 明確な指示とフィードバック

4. 安全な場所を提供する

5. タイムアウトの活用

今日から使える対処法は上記の5つです。

ルーチンを作ったり、分かりやすい指示をするなどが効果的です。

具体的な方法も併せて紹介しますので、今までのやり方と比べながらチェックしてみてください!

 

うるさいADHDの子への対処法①: ルーチンの確立

うるさいADHDの子への対象法の1つ目はルーチンの確立です。

ADHDの子どもは、一貫性と予測可能性を持った環境で最も安定します。

予測できる日常ルーチンは、子どもの感じる不安や過度な興奮を軽減する助けとなるでしょう。

例えば、毎朝同じ時間に起床し、同じ流れで支度をすることで、その日の開始をスムーズにすることができます。

また、就寝前の一連のアクティビティやリラックスタイムも、良質な睡眠へと導く手助けとなります。

このような日常の一貫性は、子どもの心の安定に大きく寄与します。

 

うるさいADHDの子への対処法②:体を動かす機会を増やす

2つ目の対処法は、身体を動かす機会を増やすことです。

ADHDの子どもは、自分のエネルギーを適切に放出することが難しさがあります。

そのため、身体を動かしエネルギーを消費する必要があるでしょう。

定期的な運動やアクティビティは、そのエネルギーをポジティブな方法で放出する助けとなります。

家の中でのジャンピングエクササイズや、公園での散歩、スポーツ活動など本人にあった方法を試してみましょう!

 

うるさいADHDの子への対処法③: 明確な指示とフィードバック

明確な指示とフィードバックは効果的な対処法の1つです。

ADHDの子どもは、複雑な指示や長い説明を理解するのが難しい場合があります。

そのため、簡潔で明確な指示をすることで、子どもがタスクを理解しやすくなります。

また、彼らが良い行動をしたり努力をした時に適切に褒めてあげれば、自尊心や自己肯定感を高めることが出来るでしょう。

 

うるさいADHDの子への対処法④: 安全な場所を提供する

うるさいADHDの子への対処法の4つ目は、安全な場所を提供することです。

ADHDの子は、特定の環境や状況で過度に興奮したり、感情的になったりすることがあります。

落ち着けるための安全な場所が必要です。

子どもがストレスや興奮から一時的に離れ、自分自身を落ち着けることができるスペースです。

私の息子の場合は寝室です。

大好きなぬいぐるみと一緒に過ごすと、短時間で落ち着くようになりました。

安全な場所と本人が安心しやすいアイテムを有効に活用してみましょう!

 

うるさいADHDの子への対処法⑤: タイムアウトの活用

5つ目の対処法は、タイムアウトの活用です。

タイムアウトは、子どもの興奮や過度な感情を一時的に落ち着かせる手段として利用されます。

この方法は、子どもが自分の感情や行動を一時的にリセットするためのものであり、罰として使用するものではありません。

あまりに危険な行動をする時には必要な対処法の1つです。

正しい方法でタイムアウトを活用すれば、ADHDの子は自分の感情や行動をよりよく理解し、自己制御のスキルを向上させられるでしょう。

 

うるさいADHDの子についてまとめ

この記事のまとめ

感覚過敏や鈍麻が影響している

社会的スキルの獲得が出来ていない

ルーチンを決めておくのが大切

分かりやすい指示やフィードバックを行う

危険な時にはタイムアウトも検討する

 

以上の内容をお伝えしました。

ADHDの子は、特性や環境要因によって不安になりやすい傾向があります。

本人のしんどさを理解して、対応方法を少し変えてみるだけでも改善できることがあります。

この記事を参考にしてみてくださいね。

 

頭では分かっても、1人じゃ難しい…。

そんな時は、私が行っている無料カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

現状の課題などをお話しながら整理し、今後の方向性を見つけられるようになるでしょう。

お問合せフォームから是非ご連絡ください!

今すぐ問い合わせ

-ADHD

© 2024 三杉達也メンタル研究所 Powered by AFFINGER5