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周りに流されやすい人の3つのメリット【臨床心理士が解説】

周りに流されやすい人

 
「周りに流されやすい人ですね」


そんな風に言われたら、どんな気持ちになりますか?
相手から批判されたと感じやすいかもしれませんね。
そこには、ネガティブなメッセージを含んでいるようです


逆に、「周りに流されにくい人」という表現は、自分に芯があって、ぶれずに自分の信念に沿って生きているような力強い面が強調されているのかもしれません。

そして、世間では、それを良いものとして捉える傾向が強いと思います。


その為、もしあなたが「自分は周りに流されやすいことを悩んでいる」のだとしたら、確かに、傷つくよね・・・と思いますが、


ちょっと待って、少し答えが早すぎないか?とも思います。



ここでは、周囲に流されやすい人の3つの特徴を、世間とは違う別の切り口から見てみようと思います
また、自分の特徴を生かすにはどういうところに気を付けて過ごしたら良いのかについても合わせて説明します。

この記事を読むことで

   ☑ 周りに流される人の良さについて知れる
   ☑ 良さを最大限に生かせる方法を知れる

を知ることが出来ます。


では、早速はじめましょう。


■  目次  ■

  1.周りに流されやすい人の3つのメリット
   1.1 自分に自信が無いのメリット
   1.2 失敗を恐れるのメリット
   1.3 自分のやりたいことが見つかっていないのメリット

  2.流されやすい自分を生かす為に大事なこと【行動すること・考え続けること】

  3.最後に【柔軟な人が強いですよね】


1.周りに流されやすい人の3つのメリット

流されやすい人のメリット

1.1 自分に自信が無いのメリット

・相手の良い所に注目することが出来るので、学ぶ機会が多い。

・自分の苦手な部分を理解しているからこそ、なるべく自分に自信が持てるようにと成長意欲を持つことが出来る



 自分に自信が無いことで、せっかくのチャンスを失ってしまったり、行動力が落ちてしまうなどのマイナス面を考えがちです。

しかし、自分に自信が無いということは、自分がこれから成長をしていきたいという気持ちの表れでもあります。
「このままで大丈夫。私は満足です」といった人に、この先の成長はありません。自分に自信が無いことで、物事に丁寧に関わり、一つずつ確実に自分のものにしていく方法へと繋がります。

 また、自信が無いということは、自分の中にある短所(それは時に長所にもなり得るのですが)を分かっているということになります。自分にある苦手な事を知っている人は、相手の中にも同じようなものがあることを想像する力を持つことが出来ます。その為、どこか自信が無い・欠点がある・・・と考えている人に対しても、同じような気持ちをあなた自身が持っていることで、その人の苦しさを受け止められるというプラスもあるでしょう。

 1.2 失敗を恐れるのメリット

・失敗しないようにと準備期間をしっかりとって、丁寧に物事を進める力がある

・自分が出来る範囲をちゃんと理解した上で、進めていくので、相手からの信用も得やすい(出来ないのに出来ると言って、結局出来ませんでしたと言うことが少ない)

 

失敗を恐れると考えると、もっと自分の中に可能性があるにも関わらず、出来る範囲の事しかしないので、成長しないのではないかという印象を持たれることもあるかもしれません。


しかし、失敗を恐れるということは、失敗しないように事前準備をしっかりしたり、「万が一こういったことが起きた時にはどうすれば良いか」と危険リスクをいち早く察知、想像することが出来るので、他の人では予測できなかったトラブルにも、冷静に対応することが可能などのメリットがあります。

 世界的に有名な外科医が、

「自分はとても怖がりなんです。何度も手術をした経験があるのに、未だに怖がりなんです。ただ、それだから手術を失敗せずに、続けられたんだろうと思います。」

と話をしていました。
物事を経験することで、自信を持つことは大事なことですが、裏を返すと、そこに驕りが出てきたり、楽観的に考えすぎてしまうことで、失敗になることもあります。
失敗の程度にもよりますが、それが先の外科医のように、命に関わるようなお仕事の場合は、致命的に問題になります。


その為、いつも失敗することを恐れて準備を欠かさないこと。そして、終わった後にどうだったのかと振り返りが出来るように、「怖さを分かっていて、その準備が出来る人」は、どんどん成長する機会を持つことが出来るでしょう。

1.3 自分のやりたいことが見つかっていないのメリット

・色々と興味があることにチャレンジして、自分のやりたいことを見つけるチャンスがある

・実は既存のものに面白さを見つけることが出来ず、自分が何かを作れるチャンスがある



人生は自分がやりたいことをやることが幸せな事だとよく言われます。その為、自分のやりたいことが見つからないということが、どこか人生を楽しめないし、幸せになれないという考えになってしまうかもしれません。

確かに、自分にとってやりたいことが見つかれば幸せな事ですが、
やりたいことを見つけていくプロセスこそが、人生の面白さでもあるのではと考えます。


やりたいことが見つかると、それを追求したくなるでしょう。
それ自体に幸せを感じることは大事ですが、一方で失っているものもあるということです。
それは、「他にも楽しいことや、あなたに合っているものがあるはずなのに、それを知る機会・体験する機会を失っている」ということです。


自分がやりたいことが見つからないとしたら、少しでもアンテナに引っかかったことは、試してみるチャンスがあなたにはあります。
そして、続けてみて、違うなと思ったら次に行けば良いのです。そのように、自分がやりたいことが無いことによって、得られるチャンスが増えるというメリットがあります。

また、今の周りにあるものは、あなたにとって面白いものは無いのかもしれません。
面白そうな人もいなければ、面白そうに生きている人もいないのかもしれません。


もしそうだとしたら、自分が面白いものを作ることが出来るチャンスでもありますし、環境をがらっと変えてみることで、面白いものを見つけられるチャンスが出てくるかもしれません


「環境を変えられる可能性を持っている」ということも、やりたいことが見つからない人にとっても大事な事なのかもしれません。

2.流されやすい自分を生かす為に大事なこと【行動すること・考え続けること】

行動と思考



 流されやすい人の特徴について紹介しました。どれもマイナスだけではなく、プラスがあることをお伝えしましたが、そのプラスをより一層強化する方法があります。

 それは、行動すること・考え続けることです。

 例えば、色々と興味関心が移っていった時に、あなたはそれに対して行動することが出来るでしょうか?思った時に、「とりあえず試してみよう」という姿勢で取り組めるか否かは、とても重要です。すごいなぁ・・・と憧れを持つだけだと、結果的に自分の強みを生かせないまま終わってしまう可能性があります。

 また、失敗を恐れる傾向の中でもお伝えしましたが、失敗を恐れるだけで留まらず、自分がやろうとしていることについて色々な視点を持って考えたり、終わった後に、今回の行動はどうだったのだろうか。良かった点は?悪かった点は?改善点は?などと振り返って考えることが大切になります。

 このような、行動力や思考力が本人の成長に結びつきやすいのです。自分のメリットを生かすも殺すも、その人の傾向だけではなく、こういった他の要因との繋がりも大切になります。

3.最後に【柔軟な人が強いですよね】

柔軟さが大事

 
 ここでは、周囲に流されやすい人のポジティブな面を考えてみました。流されやすさとは、言い換えると「柔軟さ」とも取れます。柔軟に対応する力があるということは、この変化の激しい世界の中で、生きていく上ではとても大切な能力の1つだと考えます。

 ご自身が持っている力を上手に生かせるようになると、今よりも少し楽に生活が出来るようになるかもしれません。

関連記事として周りに流されやすい人が今日から出来る3つの方法【臨床心理士が解説】も参照してみてください。

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