これは、留学前に父親から言われた言葉。その言葉には続きがあって、
「英語なんて海外の人は皆しゃべれるんだよ。子どもだってね。英語が出来るかが重要じゃなくて、お前は何ができるかが大事なんだよ。」
今でも私の中に残っている父からの言葉。
海外に行くことや、英語を喋られることを、変に美化させてしまい、それが出来ることで世界の人とつながれて、仲良くなれるような幻想を抱きやすい。
確かに喋られる人のほうが、会話というツールでつながりやすいし、お互いのことを分かりあうことも言葉という壁が無いだけしやすいだろう。
けれど、その人に中身が無ければ、つながっていたいと、相手は思わないだろう。
人とつながることって、相手に尊敬の念を抱いていたり、一緒にいて楽しいという気持ちになれたり、または良い刺激が得られるなどがあることで、つながっていられるのだろう。それは、外国人だからとか関係なく、日本人同士であって同じこと。
だから、逆に中身がある人と出会えたら、言葉の壁を越えて、分かり合おうとお互いがするだろう。
そう・・・最終的には、その人が何者であるかが大事。