メンタルクリニック通院手引き

メンタルクリニックの主治医と良い関係を作る5つの方法【重要】

主治医と良い関係を作る


メンタルクリニックに通うようになると、ドクターと話をしていても今一つ上手に話が出来ないなと感じることがありませんか?


関係性が作りづらく、その結果ドクターへの信頼感も持ちにくいということもあるかもしれません。


メンタルの治療は、経過が長く、かつ体調もアップダウンがあるので、
ドクターとのコミュニケーションは、他の科と比べると必要とされることが
多いのが現状です。


ここでは、メンタルクリニックの主治医の先生と
「良い関係を結ぶにはどうしたら良いか?」について解説します。


この記事を読むことで以下のことが理解できるように説明します。

☑主治医と関係を良くする5つの方法を知れる
☑関係を良くするメリットを知れる
☑どうしても関係を作ることが難しい場合の対応についても知れる

 


■  目次  ■

1.主治医との関係を良くする5つの方法
 1.1 約束を守る
 1.2 自分でも出来ることをする
 1.3 精神科の治療はカウンセリングではないことを知っておく
 1.4 自分の状態を簡潔にまとめる
 1.5 ドクター以外の病院の方とコミュニケーションを取る

2.主治医と関係をよくするメリット
 2.1 相談があった時にのってくれる
 2.2 診察に安定して通うことが出来る
 2.3 治療効果が高まる

3.どうしても関係作りが難しい場合の方法

4.まとめ【結局ドクターも人の子】


では、早速関係をよくする方法から説明しますね。

1.メンタルクリニック主治医との関係を良くする5つの方法

良い関係を作る5つの方法

1.1 約束を守る


まずできることは、ドクターとの約束は守ることです。


処方されたお薬を容量通りに飲む次の診察日には来るといった基本的なことになります。


最善の治療をしようとしているにも関わらず、自己判断で薬を飲まない・診察予約日に来ないなど治療の早い段階から自分で判断していく方に対して、
治療契約(病気を治す)を続けることがドクターも難しいと判断します


調子が悪いと訴えがあっても、「そもそもお約束したことやっていないでしょ」となってしまい、ドクターも積極的に治療をしていく姿勢が減ってきます。



まずは、指示通りに生活をしてみることから始めてみるのが良いのかなと思います。


! ポイント  

もし内服をすることへの抵抗などがあった場合には、飲まないのではなく、飲むことへの抵抗についても主治医と話をすることをお勧めします。薬の副作用への不安・実際飲むと眠気で日中動きづらいなど、自分がどうして指示通りにすることが難しいのかをお話します。薬の飲み始めは、色々と試していきながら、あなたに合う薬を見つけていくことになります。

言いにくいよな・・・と思われる人もいるかもしれません。
「飲みたくない!」ではなく、
「飲むことには不安があるんですけれど、どうしたら良いのでしょうか?」

といったスタンスで聞いてみるのも良いのかもしれませんね。

 

1.2 自分でも出来ることをする


全てドクター任せにせず、自らも治療をしていくために、努力をする姿勢があることが大切です。


というのも、メンタルの治療は、薬だけで改善できる面が限られているからです。


その方の置かれている環境であったり、考えや特性なども関係しており、それらが色々と影響し合って、今の体調不良に繋がっていると考えられます。

その為、家でリラックスするには、どんな方法が良いのかを考えて試してみたり、ドクターからのアドバイスを自分なりに工夫して取り組んでみる・上手くいってもいかなくても主治医に伝えて、相談を続けることが大切です。

お薬以外の治療については、メンタルクリニック薬物療法以外の治療法6選を参照してみてください。

 

1.5 精神科の治療はカウンセリングではないことを知っておく


診察の場を、人生相談をするような、話をする場だと期待される方がいますが、メンタルクリニックの診察はカウンセリングではありません


に薬の調整をしながら体調改善を目指していく場になります。


その為、体調のことしか聞いてくれない・お薬の話ばかりになっているというのも、珍しいことではありません(全員ではありませんが)。


時間も5分から10分ほどで終了が一般的になっているかもしれません。


期待することと実際の診察の場の目的がずれていると、不満感が募ってしまい、結果的に良い関係を築くことが難しくなるでしょう。


! ポイント  

話を聞いてもらって、少し安心が出来るだけでも気持ちが楽になることもあります。また、自分の考え方や気持ちとどう付き合っていけば良いか分からず、相談をしたいこともあると思います。その際は、カウンセリングを併用することも良いでしょう。


ドクターの診察では、身体の事
カウンセリングではこころの事

について治療を続けることで、
より効果的な治療にも結び付きやすくなるでしょう。


こちらの記事【重要】メンタルクリニック通院にはカウンセリングをセットするも参考にしてみてください。

 

1.4 自分の状態を簡潔にまとめる


予めメモをしておくなどして、自分の今の状態をまとめておくのも良いでしょう。


限られた診察時間の中で、やり取りを深めるためには、あなたについての情報がまとまって報告されると、ドクターはとても助かります。


同時に、あなたも伝えたいことや聞きたいことが聞けるので、一石二鳥になるでしょう。


! ポイント  

書いておくということは、自分の体調の推移を見ていく上でも、自分のプラスになるでしょう。

メモのような形でも良いですし、生活管理表(時間別に自分の活動を記録したもの)をつけてみるのも良いでしょう。

メモについては、診察時のメモ用紙は必須。これだけ伝えれば問題なし(再診)を参照してみてください。

1.5 ドクター以外の病院の方とコミュニケーションを取る


メンタルの治療では、先ほど説明したカウンセラー(臨床心理士・公認心理師)以外にも、看護師さんや精神保健福祉士(PSW)など他の職種の人と連携しながら治療をしていく場合が多いです。


主治医の先生以外とも関係性を築くことが出来ることで、クリニックとの関係が良くなりますし、めぐりめぐって主治医との関係も安定したものになりやすいでしょう。

2.メンタルクリニックの主治医と関係を良くすることのメリット

良い関係を作るメリット

2.1 相談があった時に、乗ってくれる


コミュニケーションが取れるようになると、
あなたの希望や要望をドクターが聞き入れてくれやすくなります。


例えば、別の記事うつ病休職直後の会社との付き合い方【臨床心理士が解説】で紹介した診断書に関しても、多少あなたの意見を聞き入れてくれる機会も増えてくる可能性はあります(基本的には、主治医の医療的判断ですので、患者さんの希望通りの診断書を書くということではありません)。

診断書については、メンタルクリニック初めての診断書【重要】も参照してみてください。


また、診察に親や会社の上司が来るといったイレギュラーな機会も相談に乗ってくれやすくなります。

2.2 診察に安定して通うことが出来る


元来、病院に行きたいと思える人は少ないと思います。
その上、メンタルの治療は、長期的にかかる必要が出てくる場合があります。


そのような場所が、苦痛な場所だとしたら、通いたくなくなるのは当然ですよね。


主治医を含むメンタルクリニックに安心感を持てることで、必要な治療期間を継続しやすくなります(メンタルの治療の自己中断は、時として状態を悪化させてしまう可能性があります)。

2.3 治療効果が高まる


自ら治療に対して能動的になることにより、自己理解が進みます。


また、自分への対処法を知ることが出来るようになるなど、自らの病気との付き合い方を知ることが出来るようになるでしょう。


自らの身体や気持ちをコントロールしやすくなることは、治療が終了した後も、あなたの生活の支えとなると思います。

3.メンタルクリニックの主治医とどうしても関係作りが無理ってときは?

関係作り無理って時


あなたがいくら頑張ろうとしても、難しいなと思うこともあるでしょう。


関係性とは、一方的に改善しようと思っても出来ないこともあるのが事実です。



その為、どうしても難しい場合は、クリニック内の別のドクターに主治医変更をお願いしたり、いなければ転院を考えても良いかもしれません。


もし転院をするという場合は、必ず紹介状(診療情報提供書)をもらってから転院することをお勧めします。


治療経過や薬の処方経緯、治療における課題など、これまでのことが記載されたものになります。次のメンタルクリニックでも治療を継続して行く上で大切です。


このお医者さん代えた方がいいのかな?と考えたら、こんな医者の所はやめとけ!精神科クリニックに勤める臨床心理士が教える、医者の選び方を参照してみてください。

4.メンタルクリニックの主治医と良い関係を作る方法のまとめ【結局ドクターも人の子】


人間関係を構築することによって、あなたへのプラスの面は増えます。


医者と患者という「縦関係」になりやすい診察の場ですが、ドクターも所詮人なんですよね(言い方悪いかな)。


良い関係性が持てる患者さんには、ドクターも親身に関わる傾向は強いのかなと思います。



ドクターとの相性もありますし、ドクターの治療方針もそれぞれだと思います。



最初から否定するのではなく、まず受け入れていきながらも自分で出来ることを試してみましょう


うまくいかなければ相談をするといった能動的な治療姿勢を持つことが、プラスになることもあります。

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