メンタルクリニック通院手引き

こんな医者の所はやめとけ!精神科クリニックに勤める臨床心理士が教える、医者の選び方

精神科や心療内科に受診する時に、立地や診療時間なども大事ですが、どんなお医者さんが主治医になるかが大事です。多少遠くても、良いお医者さんのところであれば、信頼関係も作れるし、もちろん治療効果も併せて高くなるでしょう。

ここでは、こんなお医者さんに出会ったら、まずいという医者の特徴について紹介します。

  • 患者さんの話も聞かず、すぐに病名を決める

 他の診療科では、レントゲンや血液検査をすることで、病名が分かることがあります。しかし、精神科の病名は、患者さん本人からのお話を基本に、病名を決め、治療をしていきます。患者さんの話を初診から5―10分程度しか時間を取らず、病名を決めつける医者がいますが、「え?こんなんで決まっちゃうの?」とびっくりしてしまうことも。特に、発達障害かもしれないという訴えに対して、現在の困り感などを聞くだけで、「あなたはアスペルガー障害ですね」などと言われてしまうこともあります。発達障害の診断には、幼少期からの成育歴の聞き取りや、保護者の話、脳のCTを取るなど精査が必要です。こういった場合にも、決めつけのような診断をするお医者さんには気を付けた方がいいですね。

  • 最初から沢山のお薬を長期間処方する

精神科の薬って、副作用があるのではないか・依存するのではないかと心配な点が多いと思います。そういった患者さんの気持ちも無視してたくさんのお薬をいきなり処方するお医者さんは注意が必要です。そして、副作用の状況を無視して長期間処方するのも危険ですね。

  • 薬を処方して、自己調整してと言う

頓服の薬はともかく、薬を処方して、「体調に合わせて、半分に割って使ってもいいよ」などと言うお医者さんがいます。初めて処方される薬をどの程度・どういうタイミングで減らしたり増やしたりして良いのかなんて、患者さんには分かりません。それを患者さんに委ねるというのは、一見患者さんのことを考えているようにも思えますが、実際には医者側の判断がちゃんと持っていないとも言えます。患者さんの希望を聞いてくれるのは大切ですが、ちゃんと薬の効果の説明をして、患者さんに理解をしてもらうのも、お医者さんの仕事だと思います。

上記のようなお医者さんに出会ったら、他の病院やクリニックを探すのも考えても良いかもしれません。逆に、このような対応をしないお医者さんに出会えたら、当然相性はあると思いますが、その主治医と少しの間お付き合いしながら治療を進めるのも良いかもしれませんね

-メンタルクリニック通院手引き

© 2020 上杉哲也メンタル研究所 Powered by AFFINGER5